数秒
つい先日こんな風に呑んでいた時、ふと気付いたことがありました。
先日自宅にあるソファを回収してくれる業者をネットで検索しました。今自宅にはネコちゃんがおり、そのネコちゃんが何度注意しても派手にオシッコをそのソファにぶっかけてくれるため、処理をしたいと考えたためです。
いくつかのサイトを見てなんとなく良さそうだと思った業者に電話をかけました。結局見積り金額が意外と高かったこともあり、まだ処分の実行に移せていないままなのですが、あれ?と思ったことがあります。
職業柄いろいろなWebサイトをよく見ますが、この時は普段webを参考として見る場合と明らかに自分の視点が違っていたことが分かりました。なんとなく見た目が明るかったのは覚えていますが、細かなレイアウトといったことよりも、早く求めている情報を見たいという気持ちが強かったことを覚えています。もっとドライな視点で、欲している情報が無ければすぐに出て行くということを前提に、無意識にマウスをパパパっと動かしていたように思います。
多分もう一度そのサイトを見れば「ああ、ここだ」ということを思い出すことは出来るでしょうが、現在では業者名はおろか、書体は何を使っていたか、メインカラーが何色だったかすら覚えていません。細かいところまでは見ていなくても全体的に明るく、問合せしやすい雰囲気があったような気はしているし、だからこそ自分がその業者に問合せしたのだと思います。
しかし1ピクセル単位で細かくレイアウトをチェックしたかと言われたらしていないし、そんなこと思いもしていません。
そしてこれが一般の方のWebサイトに対しての目線なのだと、改めて感じさせられました。トップページの制作にに何時間、何日と時間をかけても、見てもらえるのはわずか数秒。広告づくりにとってはやはりこのシビアさを前提に仕事をする必要があるのだと痛感しました。
それと同時にデザイナーの仕事に対しての疑問も湧き上がってきましたが、これは仲間のデザイナー達と討論してみたいと思いますw